海外自転車旅の強い味方【Warmshowers(ウォームシャワー)】

はじめに・・・

Warmshowers(ウォームシャワー)、直訳すると「温かいシャワー」となるこのサイト(組織)は、自転車で旅をするぼくのような人間の強い味方だ。自転車旅人の相互補助組織で、簡単に言うと「自転車で旅している人の宿泊場所を提供しますよ!」というもの。登録している人は、特に北米オセアニアヨーロッパに多い。ぼくも旅の中で何度もお世話になった。

Couchsurfing(カウチサーフィン)を知っている人なら話は早い。それの自転車旅行バージョンといったろころだ。

どのように使うのか?

登録

まずはサイトに登録する必要がある。旅をする場合は、プロフィール欄に自分がどんな人間で、どんな旅をしているのかを詳しく記入する。写真もアップロードしておいた方が相手にこちらのイメージが伝わるのでよりいいだろう。

ホストを探す

サイト上にある地図で、自分がお世話になりたいエリアのに住んでいるホストを探す。
下の地図はニュージーランドオークランド周辺のもの。円の中の数だけホストとして登録している人がいる。(数が書かれていないマークは1人という意味)
オークランドだけでも56名もホストがいるってこと!

オークランド周辺のホストを探している場合は、地図を拡大していけばもっと詳しい場所がわかる。

マークを選ぶと登録されているホストのプロフィールを見ることができる。ホストとして登録している理由自転車旅の経験家族構成などから、ホストをする時の条件なんかも書いてあることが多い。(・部屋を貸すことができる ・庭にキャンプができる ・夕食も提供する ・ペットがいる ・タバコはNG などなど)

話せる言語を書いていることも多いので、必要な場合は確認しておいたほうがいい。ぼくも中南米では英語を話せる人にお世話になることが多かった。

リクエストメッセージを送る

相手が提示している条件をしっかり確認し、自分の旅の状況で問題なければメッセージを送る。今はインターネットを使えばすぐに翻訳できてしまうが、メッセージは英語現地の言葉で送るのがいいだろう。

直前の連絡では失礼なので(といっても、予定がうまく立てられなかったり、電波がなかったりして前日にメッセージを送ることもあっったが・・・)1週間から数日前には送っておきたいところ。

ぼくは最低限以下の内容を送っていた。

・簡単な自己紹介
登録時に書いているぼくのプロフィールをメッセージを受け取った側も見ることができるので、ここでは簡単な自己紹介で十分だと思う。

・現在地
今、どこにいるのか知らせておくことは大切。ホストの地元なのでどのくらいの日数で到着してくるのかイメージできるだろうから。

・到着予定日
いつ到着するのか知らせておく。その日はダメだけど、翌日なら大丈夫なんてことも多い。

あとは返信を待つだけ・・・

メッセージを送ったらあとは返信を待つしかない。すぐに返信がある場合もあるが、もちろん返信がない場合もある。こればっかりは相手の都合もあるので仕方ない。

返事が来たら何度かやり取りをし、指定された場所(家の場合がほとんど)に向かえばいい。電波の関係で蜜に連絡を取れないこともあるが、できる限りこちらの状況を伝えておくのがお世話になる側のマナーだと思う

Warmshowersのいいところ!

現地の人々との交流

なんと言っても、現地の人たちと交流できるというのが最大のメリット。普通の旅では味わえないような交流が生まれる。家族の一員になって食卓を囲んだり一緒にバーに飲みに行ったり、知り合いの誕生日パーティーに参加することもあった。

自転車の修理に時間がかかって、約3週間も滞在したのがメキシコのビヤエルモサにあるアナの家。
毎日のようにメキシコの家庭料理を満喫し、クリスマスパーティーにまで一緒に参加した。

旅はオーストラリアのケアンズから始まった。走り出した日にお世話になったのがAarn。
彼は20年以上前に自転車で世界を旅した大先輩だった。 

自転車旅への理解がある

Warmshowersに登録している人は自分も自転車で旅をする人、そうでなくても自転車旅に興味がある人だ。そんなわけで自転車で旅をする人のことをよくわかっている。すぐにシャワーを使わせてくれたり、洗濯物はないかと気にかけてくれる。さらに、食事を準備してくれる時は、無限の大きさになった胃袋をしっかりと満たしてくれたりする。本当にありがたい。

オーストラリアのタウンズビルでお世話になったバイクリョップを経営しているミック。
彼のお店には自転車旅に必要なものがずらりと並んでいた。

この先のルートも教わることが多かった。アップダウンの有無食べ物の補給地点野宿の場所など自転車で旅をする際に必要な情報は自転車好きから教えてもらうのが一番だ。

安全な宿泊場所

野宿することが増える自転車旅の中で、安全にゆっくりと眠れるというのはそれだけでありがたいこと。テントの夜も決して悪いわけではないが、特に雨や風が強い日は音が気になって眠れないこともある。屋根があるだけでありがたいというもの。

お金の節約

基本的にお金のやりとりはない。それがWarmshowersのルールになっている。もちろん、外で食事をした際には自分で食べた分を支払うのは当たり前だが(ごちそうになることも多かった・・・)、宿泊費というかたちでお金を払う必要はない

自分ができることで感謝を伝えればいい。料理を手伝ったり、洗い物をしたり、掃除をしたり。日本食を振る舞ってあげることも多かった。

Warmshowersで気をつけるべきところ

「ホテル」ではない

他人のお宅にお世話になっているわけで、決してホテルではない。自分の好きな時に好きなことをするわけにはいかない。体がヘトヘトに疲れていてすぐにでも眠りたいのであれば、お金を出して自分で宿を見つけるべきだろう。

安全面の不安

プロフィールや過去にそのホストのお宅に泊まったことがある旅人からのフィードバックは見ることができるものの、基本的には初対面で見ず知らずの人にお世話になる。何かのトラブルに巻き込まれてしまう不安が全くないとは言い切れない

念の為書いておくが、ぼくは何度もお世話になっているが、どの人からも非常によくしてもらった。

メッセージのやりとりが必須

事前にメッセージを送って、英語(もしくは現地の言葉)でやりとりが必要になってくる。旅を始めたばかりで、英語を全く使えていないぼくでもなんとかやり取りできたので、ほとんどの人は問題ないだろうが、人によってはそれが困難であったり、ストレスになってしまうかもしれない。

メッセージの確認や送信のためにwifiを探し回る旅になってしまってはもったいない。

目的地が決まってしまう

ホストには事前に連絡しているので、「○日後に〇〇まで」という目的地が生まれることになる。自転車旅の醍醐味である「自由度」がなくなってしまう。道中の絶景を心ゆくまで堪能したくても先を急がなければならなかったり、雨が降っていても走り続ける必要が出てきたりしてしまう。

最後に・・・

今回はぼくの旅をより面白いものにしてくれているWarmshowers(ウォームシャワー)を紹介した。

自転車旅に対する考え方は人それぞれだが、個人的には現地の人たちと交流することが好きなのでWarmshowersを積極的に活用していた。旅の中で見てきた美しい景色も記憶に残っているけど、それと同じかそれ以上に、知り合った人たちと酒を飲んだり、一緒に料理をしたりしたこともよく覚えていて、旅の中の素晴らしい思い出となっている

いつか海外から日本にやってくる旅人と焼酎を片手に色んな話をしてみたい。

メキシコでお世話になったJavierとClaraのお宅。
この後、友達もやってきて、深夜まで飲み続けた。メキシコの夜は長い・・・。

メキシコのメリダではラウール(ぼくの隣にいるおっちゃん)のお宅でお世話になった。
町で開催されている自転車のイベントに参加。ここでもたくさんの仲間ができた。

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